この授業は、SFCの学部生とSFC三田会から推薦を受けた卒業生の皆さんとの協創で人間すべての大元である、『生きる』をテーマに、「SFC卒の社会人ならではの専門性+発想力+先端性」と「SFC生ならではの斬新さ+実行力」を持って「何か面白いもの」をかたちにするための「青写真づくり」を本講義の最終目的としています。2020年度は、SFC設立30周年であり、19年度に引き続き「生きる」をテーマに、「食」に関するテーマに、「食」を「つくる・保証する・彩る」の3つの切り口から取り組み、塾関係者のみにとどまらない、開かれた「卒業生・地域・在学生」との持続可能な協働モデルの構築に実践的に取り組みます。
また、本授業内容は非常事態宣言前に更新した内容であるため、「授業日翌日の農作業」に関しては、3密には当たらない素晴らしい広々とした環境での短時間の作業ですが、連休明けのCOVIDの状況によって、柔軟に活動内容を調整させていただきます。何よりも健康第一に授業を展開していきます。
この授業については科目概要もあわせてご覧ください。
■科目分類:特設科目
■開講学期:春学期
■定員:25名
■単位:2単位
講義概要・各講師紹介、導入ワークショップ:『生きる:食』の定義をイメージする
担当教員:長谷部葉子 環境情報学部准教授
注:5月15日を休講とし、補講は5月8日6限に前倒しで実施
『生きる:食』を「つくる・保証する」に関する講義+議論
テーマ:農業体験・農と社会貢献・人材育成
講師:小島希世子
えと菜園、体験農園コトモファーム、NPO法人農スクール
担当教員:長谷部葉子
コーディネーター:松田龍太郎
食業プロデューサー 環境情報10期生 2003年卒/SFC三田会代表、株式会社oiseau 代表取締役
注:5月29日を休講とし、補講は5月22日6限に前倒しで実施
『生きる:食』を「つくる・演出する」に関する講義+議論
テーマ:食とコミュニティ・食育・地産地消
講師:佐橘歩
独立自尊(料理教室・食育)、食の体験会、湘南グルメ倶楽部
担当教員:長谷部葉子
コーディネーター:星野尉治
マーケティング・地方創生・新規事業開発、政策メデイア研究科1期生 1996年卒/SFC三田会事務局、SFC研究所上席所員/セブンリンクス株式会社 執行役員
注:6月12日を休講とし、補講は6月5日6限に前倒しで実施
『生きる:食』における新たな知見を通しての学びから、グループの興味分野における『生きる:食』の青写真をつくり、発表する。
テーマ:持続可能な農業・人材育成・食とコミュニティ・地産地消
講師:宮治勇輔
みやじ豚、NPO法人農家のこせがれネットワーク、湘南グルメクラブ
担当教員:長谷部葉子
コーディネーター 松田龍太郎・星野尉治
注:6月26日を休講とし、補講は6月19日6限に前倒しで実施
『生きる:食』を「つくる・保証する」を当事者として実感できる問題発見ワークショップの経験を通して、自分たちの共通テーマに絡ませて考えるワークショップのフィードバックの共有
5限 理論編:講義・パネルディスカッション
6限 実践編:問題発見ワークショップ+フィードバックプレゼン・議論
テーマ:持続可能な農業・農村振興・地域活性化・景観計画・ 再生可能エネルギー
講師:大津愛梨
02ファーム、NPO田舎のヒロインズ、里山エナジー
担当教員:長谷部葉子
コーディネーター:松田龍太郎
注:7月10日は休講、補講は7月3日6限に前倒しで実施
『生きる:食』を「演出する・保証する」を当事者として実感できる問題発見ワークショップの経験を通して、自分たちの共通テーマに絡ませて考えるワークショップのフィードバックの共有
5限 理論編:講義・パネルディスカッション
6限 実践編:問題発見ワークショップ+フィードバックプレゼン・議論
テーマ:食とコミュニティの創造・食の社会課題解決
講師:川越一磨
CoCooking TABETE
担当教員:長谷部葉子、
コーディネーター:星野尉治
注:7月24日は休講とし、補講は7月17日6限に前倒しで実施
『生きる:食』 最終発表・講評・各担当講師を含めた討論会 SBC第2棟合宿
全14回を通して描いた『生きる:食』を「つくる」、「保証する」、「演出する」からの学びと個人の興味分野、専門分野と絡ませて、新規性、オリジナリティのある最終個人発表を行う。
担当者:長谷部葉子、SFC三田会コーディネーター
任意参加:SFC三田会会員有志・各回ゲスト講師